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京都の伝統野菜・賀茂なすは加熱するととろけるような食感に

2023.06

夏の京都の野菜の代表格・賀茂なすが出回る時期がやってきました。八百一では京都・上賀茂の契約農家さんから仕入れる本場の賀茂なすを販売しています。

賀茂なすは普通の長なすよりも少しお値段は張りますが、味は格別。きゅっとしまったきめ細やかな肉質を持ち、加熱するととろけるような食感になります。またじっくり火を通しても煮崩れもしにくいので、とても使い勝手がよい野菜です。

賀茂なすの田楽がとても有名ですが、一般的ななすの料理にお使いいただけます。今回は油との相性が良い特徴を活かして簡単にできる揚げ浸しにしました。作ってすぐアツアツでも楽しめますし、冷やして常備菜のようにしても。また、さっぱりとした味にしたいときはお出汁にお酢を少し足して楽しむのもおすすめです。

 

1. ヘタを切った賀茂なすを好みの大きさにカットする
(今回はくし切りにしたあと半分にカットしています)

 

2. カットした賀茂なすにごま油をうすくまとわせる
(この工程でなすが余分な油を吸いすぎなくなることとうっすらごま油の香りがつきます)

 

3. 小さめのフライパンに植物油を0.5cmぐらいの高さまで入れ、170℃ぐらいの温度で皮目から揚げる

 

4. めんつゆや薄めただし醤油、手作りの八方だし(200mlのだし汁に25mlずつのみりんと醤油)を沸騰前まで温めて揚げた賀茂なすにかけて完成