ルビーグレープフルーツ

二つに割ったときのみずみずしく爽やかな香りと、赤く輝く果肉は、その名の通り宝石のように目を引き付けます。
亜熱帯を原産とする柑橘類で、爽やかな甘酸っぱさが人気のグレープフルーツは9世紀初めにアメリカのフロリダに導入されました。果実が枝にブドウの様に房状に実るのでこの名が付いたようです。一般的に 果肉の色によって分類され、大まかにホワイト種、ピンク種、ルビー種などに分けられます。ルビー種はピンク種から変異したものだと言われていて、赤みがかったピンク色をしているので「ルビー」と名付けられました。
ルビーグレープフルーツが一際目を引くのは、やっぱりあの瑞々しく鮮やかな赤みを帯びた果肉。つい見入ってしまいます。そのなんともいえない魅力的な色味も楽しみの一つと言えるのではないでしょうか。口あたりの方は爽やかでいて、ホワイト種よりも酸味が控えめなので、ジワッとまろやかな甘みが味わえるのが特徴です。ホワイト種が「さっぱり爽やか」ならルビー種は「甘さほんのり」といった感じです。
瑞々しい状態で保存するには、ビニール袋に入れて冷蔵庫に。半分余ってしまった場合などは、断面にラップをかけて早めにお召し上がりください。又、表皮にしみがついた様なものがありますが、特に味に影響はないようです。
今日ではお店で一年中見かけるものですが、春から夏にかけて、特に4~6月は生産量とともに美味しさもピーク。太陽を一杯浴びて色づいた、爽やかな甘みを旬のこの時期に味わってみてください。